「最高」「最新」ではなく、
「最善」提案にこだわる淵本鋼機。
その想いとは。

切削工具・機器においては、
必ずしも最新の工具・機器が優れているとは限らない。
未だに10年前の工具が活躍している現場もあれば、
30年前の設備を基軸に、今なお事業を発展させている会社もある。

「最高」「最新」でもない、「最善の提案」

だから、常に「最善」の提案が必要だ。
「最新」でも「最高」でもない。
現場が最も必要とする「最善」を見極め、
導き出した答えを求められている。

例えば、高送りカッターに装着するチップ。
最新の機器に最新のチップを装着しても、
なかなか作業効率が上がらない、という例は枚挙に暇がない。

ある工場では、最新カッター&最新チップの組み合わせで作業にあたっていた。
1コーナーあたり1ワークの作業効率だった。
すなわち、1ワーク毎にチップ交換作業が発生する。

チップの装着は手作業で行う。
慣れない作業者であれば、交換作業だけでかなりの時間を消費してしまう。
「今日もチップ交換の仕事で一日が終わった」
人知れず、こんな言葉をつぶやく作業員もいたのではないだろうか。

現場の状況を把握した淵本鋼機の提案は、至ってシンプルだった。

「この新しいチップなら今よりも作業効率が上がります。
ただし、カッターをあえて旧タイプに戻す必要がありますが」

『最新』よりも『最善』を選択し、
コストパフォーマンスの大幅改善に成功

提案前と提案後のイメージ

この提案により、チップのクランプ剛性を高めた結果
チップ自体の寿命が改善。
チップ交換の回数が減り、人の作業負荷が軽減されるばかりか
長期的に見ればチップの購入金額も節約できる。
もちろん即採用だった。

「最新」でも「最高」でもなく、「最善」。
淵本鋼機の提案は、創業時から変わらず、
顧客利益を最大化させる「最善提案」を信条としている。